1976-10-06 第78回国会 衆議院 外務委員会 第1号
○堂森委員 それでは、言葉をかえまして外務大臣にお尋ねしますが、七二年に共同声明が発表されて近く平和友好条約も結ぼうではないかという話し合いができまして、きょうまで延び延びになっておる、その主たる原因は、最大の原因はどこにあるというふうに外務大臣はお考えでございましょうか。
○堂森委員 それでは、言葉をかえまして外務大臣にお尋ねしますが、七二年に共同声明が発表されて近く平和友好条約も結ぼうではないかという話し合いができまして、きょうまで延び延びになっておる、その主たる原因は、最大の原因はどこにあるというふうに外務大臣はお考えでございましょうか。
○堂森委員 時間が限られておりますから、グロムイコ外務大臣との会見等については、後ほど時間がございましたら質問も申し上げたいのでありますが、まず、中国の外相との会談についての質問を行いたいと思います。 このたびの中国外相との会談で長い間中断しておる日中平和友好条約の再開といいますか、交渉が進められるような段階に至り得るか、どういう感触をあなたは日本の外務大臣としてお持ちになったのか、まずそれを承っておきたい
○堂森委員 外務大臣に、時間の制約もありますので、若干の質問を行いたいと思うのであります。 きのうお帰りになったわけでありますが、先般来は国連総会へ御出席、まことに御苦労さまであります。 そこで、非常に精力的に各国の外務大臣とお会いになっておられます。いまも報告がございました。時間がありませんから、私はまず、ソ連のグロムイコ外務大臣とお会いになった、それからもう一つは、隣国の中国の喬冠華外務大臣
○堂森委員 天安門事件以後の中国の政治情勢というものは、いま外務大臣が答弁されましたように、日中関係にはさしたる大きな変化はない、こういう認識であろうと思うのでありますが、つい最近、イギリスの外務大臣のクロスランド氏が日本を訪問されまして、あなたとも懇談されておるのであります。このイギリスの外相が中国を訪問しまして、いろいろとあなたにお話があったと思うのでありますが、いま御答弁のように、日中関係、特
○堂森委員 しかし、外務大臣は先般、平和友好条約が締結されるためにはよい条件ではない、こういう見解を発表しておられる。しかし、向こうはそうではない、こういうようないまの御答弁でございますが、先般森永日銀総裁が参りまして谷副首相と会談されて、そのときにも先方側は、平和友好条約が結ばれるような段階に早急にいかないのはまことに残念であるが、気長に――気長といいますか、待つんだ、こういうような意向を森永日銀総裁
○堂森委員 外務大臣に二、三の点につきましてお尋ねをしたいと思うのであります。 中国では先月の初めに天安門広場事件が起こりまして、鄧小平副首相が失脚して新しい首相に華国鋒氏が選ばれました。この事件の直後外務大臣は、この事件が日中平和友好条約の交渉を促進させるために当面よい材料ではない、こういう意味の発言をしておられるのであります。ところが、先月の二十七日でございますか、日本側から申し入れて北京駐在
○堂森委員 三木総理らしからぬ答弁だと私は思うのであります。非常に不満であります。あなたはもっと率直に御意見を述べてもらいたいと思うのでありますが、それ以上——私、時間が二十分しかないのですから……。 そこで、非核三原則というものは従来からいろいろ言われておりますが、非核三原則というものは総理は何であるとお考えでありましょうか。いろいろな場合に言っておられますが、きょうは核に関する委員会でありますから
○堂森委員 じゃ、アメリカ政府、フォード政権が力の外交に転換をしたという姿をあなたはどうお考えでございますかと、こういうことを聞いたわけであります。
○堂森委員 三木総理大臣が総理として外務委員会に初めて出席をされたのであります。もっとも昨年の十二月でありますか、外務大臣の臨時代理として出席になったことはあります。この機会でありまして幸いでありますので、核拡散防止条約の審議に際しまして、一、二の点を関連してお尋ねしたいと思うのであります。 すでに米ソ両国がデタント外交を展開してまいりましてかなりの時間を経過しております。そしてSALT交渉を中心
○堂森委員 外務大臣は、すでにたびたび閣僚の席にもついておられる方であります。いわばわが国の政界あるいは自民党では有力なメンバーのお一人であります。そこで、PXLの採用等についても長い間国会においていろんな意味で議論があったことも、私きょうこの外務委員会の席で重複して申し上げることは控えますが、いろんな議論がありました。わが党の代表の諸君も予算委員会その他で盛んに取り上げておった問題でありますが、しからば
○堂森委員 私は、ただいまわが国の全国民に大きな関心と憤りと申しますか、大きなセンセーションを起こしておりますロッキード問題に関連しまして、外務大臣その他に、与えられました時間か三、四十分しかございませんが、質問をいたしたいと思うのであります。 まず、去る二月の十六、十七日に第一回目の証人喚問が行われました。去る三月一日、二回目の証人喚問が行われました。依然としてその真相は国民の皆さん——私たちのように
○堂森芳夫君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっておりまする三木内閣不信任案に対しまして、全面的に賛成の意を表明するものであります。(拍手) 昨年十二月、三木内閣が成立して以来、一年そこそこにしかならないのでありますが、本院に内閣不信任案が提案されるということを考えてみますと、このこと自体、まことに異常な政治的事柄だと言わざるを得ないと思うのであります。 三木首相の首相としての
○堂森委員 どうもせっかくの総理の御答弁でありますが、やはり具体性を欠いておると思うのであります。たとえば、東南アジアの諸国は主として第一次産品の輸出国である。これに対してあなたは、ランブイエにいらっしゃる前は、経済的にあるいはこれらの諸国における農業を守って助けるとかあるいは経済的な発展を助けるために基金をつくっていくとかいろいろな構想を持たれるというふうに、新聞には報道されております。そうした意味
○堂森委員 ただいま総理が御答弁になったことの内容について二、三の重要な点がありました。時間が許す限り具体的にお尋ねをしてみたいと思うのであります。 しからば、ランブイエの会議で南北問題についてあなたは重要な発言もされたというふうに報道もされておりますし、あなたもそういう意味で帰国されまして以来、各党の党首とも会われていろいろ御自身の考え方も発表しておられるようでありますが、わが国は東南アジア諸国
○堂森委員 三木総理大臣に、与えられたわずかな時間でありますが、外務大臣の臨時代理でもあられますので、御質問を二、三の点について伺いたいと思います。 三木内閣ができましてすでに一カ年を経過いたしたのでありますが、中東情勢というものが著しい変化を来してまいりました。これはあなたが総理になられる前からの事柄でありますが、さらに続いて石油危機がまいりました。これに伴うところの国際的なインフレと不況、さらに
○堂森委員 そうしますと、新聞報道では、アメリカと中国の関係は日中方式のようなものになるのではないか。これは推測の記事かどうか、実際にそうだと思う。少なくとも米中関係が正常化するためには、やはり台湾問題が解決しなければ正常化しないのが当然だと私は思うのでありますが、台湾問題についてのアメリカ側の、キッシンジャー氏の考え方ですね。国交正常化を行っていこうとするならば、台湾問題が解決しなければこれは正常化
○堂森委員 大切なことであればこそ、わざわざ大統領が中国を訪問し、五日間も向こうでいろいろな会談をしたと思うのであります。そしてこの演説でも、フォード大統領の今後の外交の基本の重要な問題の一つは中国との関係正常化である、こういうことを言っておると思うのであります。 そこで私がお尋ねしたいことは、キッシンジャー氏とあなたとの会談の中で得られた感触あるいは説明、いつごろになると米中の国交の正常化が実現
○堂森委員 外務大臣にお尋ねいたしたいと思うのでありますが、ただいま米中首脳会談の模様等についてキッシンジャー国務長官から報告を受けられ、まあ会談をされまして、その内容についてはわずかな時間でありますが、外務大臣から御説明がございました。 〔委員長退席、水野委員長代理着席〕 私は、ホノルルでフォード大統領がいたしました演説、新太平洋ドクトリンとかいろいろな呼び方があるようでありますが、この思想
○堂森委員 そうしますと、外務大臣は、三木総理は南北問題の前進といいますか、よい方向への前進のための提起をして、それは十分各国代表によく聞き入れられたと、そういうふうに理解したという御答弁のようですね。 そこで、貿易の自由化の推進の問題でありますが、三木総理はこの点についても、南北問題とも関連はしておりますが、非常な力こぶを入れて行かれるように前から言われておりました。ところが、イギリスの代表のウィルソン
○堂森委員 この共同宣言は、いわばきれいごとで並べられた結構づくめのことであるということも言えると思うのです。それだけに、また実際の実行面においてはきわめて困難なものがあることも予想できると思うのであります。 そこで三木総理は、出席前には、ロメ協定の新アジア版であるとかいうふうな構想を持っておられて、非常に意気込みを持って出席をされる準備をしておられたと聞いておるのであります。また、アジアの代表というわけではありませんが
○堂森委員 外務大臣、お帰り早々で御苦労さんでございますが、このたびの六カ国首脳会議に出席されまして、私は、この共同宣言に目を通しまして、その共同宣言の内容を検討してみたのでありますが、その述べられておる範囲は広範囲のものであります。しかしながら、総論的に述べられておるのであって、今後これらの共同宣言に盛られた各項目が実際に実行に移されるということは容易なことではないであろう、こういうふうに想像するのでありますが
○堂森委員 もう一遍重ねてお尋ねしますが、いろいろな新聞報道等を見ておりますと、財政難の折であり、大蔵省等の財政方面の意見としては、わが国が独自の有効な具体策を出すことについてはきわめて難色がある、したがって、具体的な独自の案というのはむずかしいのではないか、そういうような報道がたびたび、お読みであると思いますが、なされておりますけれども、独自の具体的な案をお出しになるのでありますか。そうではない、
○堂森委員 それでは、外務大臣はこの首脳会議において、ただいま答弁されたような事柄が本当に実を結ぶような、成果をおさめるような会議となるという自信といいますか確信といいますか、そういう見通しを持っておられるのでありますか。ただ主張するだけだろうというふうな消極的な見通しでございましょうか。もう一遍答弁を願いたいと思います。
○堂森委員 外務大臣は、明日お立ちになりまして、パリの六カ国首脳会議に出席になられる予定でありますが、時間が少のうございますから個条的に、二、三の点についてお尋ねをしておきたいのであります。 三木総理は、かねてからたびたび、南北の格差は開く一方であり、このままにしておいたら世界の平和安定はあり得ない、南北問題についてでき得るならば日本独自の提案をしたいと国会で表明しておられるのであります。外務大臣
○堂森委員 この共同声明を見ますると、創造的な国際的な協調といいますか、そういうものをうたっております。ところがいまの御答弁をお聞きしておりますと、現在の段階においてベトナム後のインドシナ政策についても、また現在における朝鮮半島における政策についても、日本の考え方とアメリカの考え方は全く一致することができなかった、こういうふうに判断してようございますか。
○堂森委員 そうしますと外務大臣の御答弁は、ベトナム後の東南アジアの政策について、あるいは東アジアの朝鮮半島の重要な現在の状況等について、日米間における考え方には非常な相違があったと認識した、あるいはこれらの政策についても一致することはできなかった、こういうような御答弁でございますか。もう一遍承っておきたい。長期的な見通しにおいてもどうですか。
○堂森委員 私は、外務大臣に対しまして、先般行われました日米首脳会談に関連しまして、数点について質問を申し上げたいと思うのであります。 さきに三木首相とフォード大統領との日米首脳会談が終わりまして、両国の共同声明と共同新聞発表が明らかにされたのでありますが、今度の首脳会談は、日米両国の間の関係の深い多角的な国際関係の問題について、対等の立場でそれぞれの考え方を率直に披瀝されましてお互いに話し合いをされまして
○堂森委員 そうしますと、具体的には私がいま質問したようなことについては答弁をしてもらうということは不可能なことでございますね、どうでございますか。もう一遍お聞きしておきたい。
○堂森委員 そうすれば、外務大臣としては、あなたは、宇都宮氏が総理に報告したということについては、何らその点については外務当局からも報告を受けておられぬ、こういうことでございますか。
○堂森委員 まず、外務大臣に一つの問題についてお尋ねをしたいのであります。 きょうの新聞報道によりますと、自由民主党の宇都宮徳馬氏が金日成北朝鮮主席と会談をされてお帰りになった。そして、新聞報道によりますと、その会談内容を詳細にわたって総理に報告をされた、そして総理も熱心にその報告を耳を傾けて聞かれた。それに関連をして、金日成主席が米朝平和協定といいますか、そういうような協定の促進に非常な熱意を示
○堂森委員 批准しておる十五カ国でありますか、四月現在で、どことどこでございますか。
○堂森委員 ただいまの答弁でよくわかるのでありますが、将来やはりそのような方向に行く方が合理的ではないだろうか、こういうふうに考えているのであります。今後の御努力を願いたい、こう思います。 次でありますが、本条約の加盟国は現在何カ国あって、現在まで何カ国がこの条約を批准しておるのでございますか、この点も伺っておきたいと思います。
○堂森委員 ただいま提案されております国際電気通信条約について若干の質問を行いたいと思うのであります。 本条約は一九三二年に生まれまして、自来数年ごとに全権委員会議が開かれて、その会議ごとに全面改正の形式をとっておるのでありますが、基本的な規定については憲章化することはできないのかどうか、会議ごとにそうした全面改正をせずにできないものだろうか。今回の会議でもそういうようなことが論議されたと聞いておるのであるが
○堂森委員 そこで、それでは今度のアメリカ訪問で首脳会該をおやりになってどういうような意義があったと思っておられますか、この点、また伺っておきたいと思います。
○堂森委員 それでは外相が訪米されました動機というのは、アメリカのキッシンジャーからそうした招待を受けたということが直接の動機であったのでございますか、もう一度伺っておきたい。
○堂森委員 外務大臣は今回訪米されまして、日米首脳会談を終えられましてお帰りになったのでありますが、この訪米について二、三の点をお伺いしたいと思うのであります。 まず最初に、今回訪米をされました目的は何であったのか、概略御説明を願いたいと思います。
○堂森委員 その点は了承しますが、そこで具体的に表について事実関係を少しお尋ねしてみたいと思う。 「第三十八表 日本国の譲許表」のうち、ページ数で言えば第三十九ページに登載されておる「録音機又は音声再生機を自蔵するもの」がラジオ受信機ということで品目分類されているが、なぜこれがラジオ受信機として分類されているのか理由があろうと思うのでありますが、この説明をしてもらいたい、こう思います。
○堂森委員 そういう答弁でございますから、確かに簡素化、合理化という方向には進んでいる、こういうことは言えると思うのであります。複雑多岐にわたる譲許表の簡素化を図るため、さっき言われたような政府の方針に基づいて簡素化をするという考えであることはよくわかりますが、これで従来とは非常に合理化され簡素化されたと言うのでありますが、その点ではまだまだもっと合理化を図っていくような、そういう方針をさらに持っておるのでありますか
○堂森委員 私は、関税及び貿易に関する一般協定の譲許表の変更に関する第二確認書の締結について承認を求めるの件、ただいま上程されておりますこの件につきまして、若干の質問を行いたいと思うのであります。 まず最初に政府に伺いますが、わが国の譲許表に掲げる品目分類を訂正することは、本邦、わが国の税関における関税賦課業務等、税関事務の合理化が促進される、こう言っておるのでありますが、これによりまして、輸入業務
○堂森分科員 田中厚生大臣は、大臣になられたときに、老人の医療問題等について私はいろいろ構想を練っておる、こうも言っておられるのでありまして、厚生大臣にはやはりそういう方面の工キスパートが大体なられると思うのであります。まだ厚生大臣になって日が浅いので、保険制度についてのそうした構想はないようにおっしゃるのでありますが、これは非常に遺憾だと私は思うのであります。それでは、いまのままの保険制度では満足
○堂森分科員 そうしますと、田中厚生大臣の構想としての抜本的改正というものはどういうものでしょうか。抜本的というのは、いろいろな点から考えてこれが最も理想的である、これが抜本的だと思うのでありますが、田中厚生大臣はいまの保険制度がどういうふうに改正されたら抜本的な改正とお考えでしょうか。厚生大臣でありますからやはり構想を持っておられると思うのでありますが、その点もう一遍重ねて具体的にお考えをお聞きしておきたいと
○堂森分科員 田中厚生大臣にお尋ねをいたしますが、かつて元総理大臣の佐藤榮作さんが七年間の総理大臣在職中に、たびたび本会議の席上で言っておられたのは、健康保険制度を抜本的に改正するような計画を持っておるから一時的なこの改正案で了承をしてもらいたい、いずれ必ず健康保険制度の抜本的な改正をやる予定であるのでと、こういう答弁を私は少なくとも三回ぐらいは佐藤内閣の七年間に承っておるのであります。その後田中内閣
○堂森委員 どうも私、納得できないのであります。いずれにしても、私も新聞を通じたことしか知らぬわけでありますが、たとえばこの早川、太刀川の日本人学生二人でありますけれども、他の被告といいますか、拘留されておった韓国人の諸君、たとえば有名な金芝河という詩人等をも含めてたくさんの人が釈放されておる。そして韓国の諸君は、早川、太刀川という人が非常に甘かった、そういう言葉、あるいは軽率であった、だからわれわれがいろいろな
○堂森委員 外務大臣がそういう答弁をされる気持ちはわかるわけでありますが、それは余りにも外務大臣としてちょっと私は承ることができない答弁だと思うのです。なるほど、早川、太刀川の二人の学生が記者会見でどんなことをしゃべっておるかわからぬとおっしゃる。それはそうだと思う。しかし第一、あなたが毎日、外務大臣として政治家として、新聞をお読みにならぬなんということはこれはあり得ないのでありまして、そんなことは
○堂森委員 外務大臣に、現下の外交関係の諸問題について、二、三許された時間で質問をしたいと存じますので、答弁を願いたいのであります。 第一番目の問題は、民青学連事件というものに連座をしたというわけで、過去十カ月間拘留されておって、一審でも二審でも有罪が確定して二十年間の投獄をされる、こういう判決で最高裁に上告をされておった早川、太刀川の二人の学生が十七日わが国に帰ってきた、こういうことでありますが
○堂森委員 前の木村外務大臣の当時も、石油に関する安定供給、しかもできるだけ安い値段で消費国に安定的に供給されるような体制ができるために、木村大臣の当時、私もこの席でお聞きしておったのでありますが、フランス側の主張というか立場というものとアメリカ側の立場、やり方というものはやはりかなり違うと思うのであります。木村さんのときも、日本の政府はフランス側の立場、やり方に同調するのですか、アメリカ側の考え方
○堂森委員 いまのような御答弁で、そういうふうに努力せなければならぬ、こういうことを言ったのだ、こういうお話のようでありますが、資源の外交その主たるものは今日石油だと思うのでありますが、石油をめぐっての外交について具体的にどういうふうにしていこうとしておられるか、こういう点を承っておきたいのであります。
○堂森委員 宮澤さんが大臣になられまして初めての委員会でございますので、時間が三十分ぐらいしかございませんので、ほんの一、二点について質問を申し上げたい、こう思うのであります。 宮澤外務大臣は、大臣に就任されまして初めての記者会見でいろいろなことを発言しておられるのでありますが、その中で、これからのわが国の外交の大きな柱は、自由主義国家群と共産主義国家群、社会主義国家群との間のいろいろな調整の問題等
○堂森委員 外務大臣、ほんとうにそうお考えでございますか。もっとも、今度の共同声明を見ますとこの点については何も触れられておりません。国民が最も期待しておった一つの点は、わが国には核はないのだということが、日米首脳会談で明らかに、率直に、ストレートにそうした話し合いの結果が発表されるだろう、そうなってほしい、こういう期待を持っておったと思うのでありますが、この共同声明を見ましても何ら触れていない。
○堂森委員 そうしますと、重ねてその点についてお尋ねいたしますが、日米首脳会談でアメリカ側、大統領からさっきのような話があった、こういうことであります。私はその点について引き続きお尋ねしたいと思いますが、新聞報道によりますと、さっきも御答弁になったように、わが国の国民の核に対する特別感情というものに深い理解を示した、こういうふうなことが新聞にも報道されておりました。このような報道で外務大臣は、わが国
○堂森委員 わが外務委員会は、野党側の強い開会要求にもかかわらず、多くの外交的な諸問題がございましたが今日まで開かれなかったということはきわめて遺憾である、われわれはこういうふうに思うのであります。そこで、きょうは最近の外交上の諸問題について、時間もございませんので、なるべく簡潔に数点お尋ねをいたしたい、私はこう思うのであります。 まず最初に外務大臣に伺いたいのは、九月のアメリカの国会におけるラロック
○堂森委員 ラロック氏の証言が公表されて、直ちに政府は駐米大使の安川氏に訓令を発しておられると思うのです。そしてこの証言の内容について、事実調査をしろという意味の訓令が当然なされておると思うのでありますが、どのような訓令を安川大使になされたのであるか、これも承っておきたい、こう思います。
○堂森委員 まず外務大臣にお尋ねをいたすのでありますが、ラロックという人が去る九月の十日にアメリカの原子力合同委員会軍事利用分科会、サイミントン委員会でありますが、そこで証言をいたしました。そして十月の六日にこれが公表されました。そして大きなセンセーションを、これは日本だけではない、やはり世界的に起こしておる、こういって過言ではない、特にわれわれ日本の国民は、これに対して大きな関心を持っておるのであります
○堂森委員 私どもは、日米安全保障条約に基づく地位協定の実施状況並びに沖繩国際海洋博覧会準備状況に関する実情調査のため、当委員会より派遣されまして、九月二十四日より三日間の日程で沖繩県を視察してまいりました。 派遣されました委員は、有田委員長の外、石井一君、深谷隆司君、河上民雄君、松本善明君、渡部一郎君及び私の七名であります。 まず嘉手納米空軍基地司令部を訪問、嘉手納基地の組織及びOTH通信施設
○堂森委員 それでは外務大臣、もう一ぺんことばを変えてお尋ねしますが、外務大臣は、二つの残った実務協定ですね、漁業協定、海運協定というものは大体どれぐらいで妥結し得るであろうという外務大臣としての見通しをお持ちでございましょうか、この点を承っておきたい。
○堂森委員 やはりわからぬのですね、どういう点で話がつかないのか。それはあなたの答弁によれば、なかなか容易には了解に達することが困難であるというふうに考えられる問題である、こういうことだけはわかったけれども、具体的にどうだということはわからぬのであります。 そこで、新聞で報道されておるところを見ますと、海運協定については政府はなかり安易な、イージーな考え方で臨んでおった。たとえば青天白日旗の問題、
○堂森委員 新外務大臣に二、三の点、許された時間で質問を申し上げたいのでありますが、まず、すでに水野さんあるいは石井さんのお二人からもお尋ねがあった日中関係の問題でありますが、近く日中議連の議員の諸君が多数中国を訪問される、それからまた公明党の竹入委員長が中国政府の招待によって訪問されるというようなことが報道されておるのであります。このようなわが国の政治関係者の重要な人たちが中国を訪問すれば、当然のごとく